classical guitar sound  The World

クラシックギターの歴史オルタナティブパラレルワールド(仮説を含む)

 

 Dionisio Aguado

ディオニシオ・アグアドは盟友フェルナンド・ソルと共にギターの音質や演奏性を追求していて数々のギターに於ける作曲活動と共にギターの機能の向上に努めていた。このディオニシオ・アグアドこそは現代のギターに通じる6弦のギターを発見した?と云うより発明者と言う方のが近い感じである。画像でも分かる様にギターを乗せるトリポディオンを用いて演奏しているが、これもまた彼の発明である。ギターを演奏するにあたり左足を足台に、その膝上にギターを乗せて演奏する!と言うギター演奏姿勢はマッティオ・カルカッシが最初でそれまで待たなければならなかったのである。このディオニシオ・アグアドこそ6弦のギターの産みの親であり6コースギター所謂バロックギターからの脱却をして尚ギターサウンドの向上に努めたのである。この画像からも分かる事は当時の19世紀ギター所謂ロマンスギターはその弦長が630mmと短いのであるが、見ての通りにディオニシオ・アグアドにとっては大きいサイズであるのが分かるであろう。現代人がこの時代の曲を演奏するのに現在のギターを使用して演奏するとその弦長が長い為に演奏が困難になり、この時代の19世紀ギター所謂ロマンスギターの複製レプリカモデルを使用したりしているのである。がしかしこの画像から察するに、このギターではディオニシオ・アグアド自身でもこの時代のギターを使用してもそのサイズが大きいのであるのだ。





Frnando Sor

Frdinando Carulli

Mattio Carcassi


 ギターの歴史は解っている限りはその歴史上の出来事から察する事に成っているが、文献が少なく或いは存在しない場合は持ち合わせて情報データから分析する事になる。同じ情報データを持ち合わせていても、ここの個人的な見解により出てくる!導き出される答えは異なって来るのである。その個人の置かれている立場やその環境から問題意識等違いがありそのフェイズがずれて来るのである。

 ギターの歴史は解っている限りはその歴史上の出来事から察する事に成っているが、文献が少なく或いは存在しない場合は持ち合わせて情報データから分析する事になる。同じ情報データを持ち合わせていても、ここの個人的な見解により出てくる!導き出される答えは異なって来るのである。その個人の置かれている立場やその環境から問題意識等違いがありそのフェイズがずれて来るのである。

 ギターの歴史でその存在を確認出来たのは19世紀で所謂19世紀ギターと呼ばれたギターであり、それ以前はウード、リュート、バロックギターであり1700年代は単弦の現在のギターは、まだ存在してはいない。

 ギターの発展はギター製作者は勿論の事ギタリスト本人も関わっているのである。ウードからリュートへのその変化は演奏方法でウードがギターのピックにあたるリーシャを使用するのに際してリュートは指弾きである。またこの二つの共通項は複弦である。このリュートにビウエラのボディ構造を取り入れた新しい楽器こそがルネッサンスギターでありバロックギターである。このバロックギターは5コースもしくは6コースという複弦ギターであります。この時代から19世紀ではまだギターの存在は居酒屋の隅に置いてあるパーラーギターと云う存在でしかありません。この時代に於けるバイオリンやチェロ等とは比べられない存在感である。

 ギターの発展はギター製作者は勿論の事ギタリスト本人も関わっているのである。ウードからリュートへのその変化は演奏方法でウードがギターのピックにあたるリーシャを使用するのに際してリュートは指弾きである。またこの二つの共通項は複弦である。このリュートにビウエラのボディ構造を取り入れた新しい楽器こそがバロックギターである。このバロックギターは5コースもしくは6コースという複弦ギターであります。この時代から19世紀ではまだギターの存在は居酒屋の隅に置いてあるパーラーギターと云う存在でしかありません。この時代に於けるバイオリンやチェロ等とは比べられない存在感です。

そしてここからは私の仮説に成ります。

と言いますのも文献や情報が存在せず当時の状況から推察及び考察する。状況証拠のみを判断材料にする事になります。

そして時代が変わり19世紀になるとこのパーラーでギタリストが演奏する事に成るのだが!ここに偉大なるギタリストのフェルナンド・ソル、ディオニシオ・アグアド、フェルナンド・カルリが登場する。この3人のギタリストはこの後にギター界にとっては重要な存在に成るのである。何故ギターは今日の形状に至ったのか?これは今までは謎であったのであるが、単弦でなくてはならないその要因は如何なるものであったのか?それは今日までは恐らくはまだ誰も解明は為されてはいないのである。

 この時代の音楽はまだ録音技術等なくて記録媒体が楽譜のみである。よってここから読み解くのであるが1850年代はギターの楽譜はまだタブラチュア譜であるが五線譜へ変わった時にフィンガリングパターンが変化した可能性がある。

このタブ譜はアンドレス・セゴビアの編曲です。

そしてここからは私の仮説に成ります。

と言いますのも文献や情報が存在せず当時の状況から推察及び考察する。状況証拠のみを判断材料にする事になります。

そして時代が変わり19世紀になるとこのパーラーでギタリストが演奏する事に成るのだが!ここに偉大なるギタリストのフェルナンド・ソル、ディオニシオ・アグアド、フェルナンド・カルリが登場する。この3人のギタリストはこの後にギター界にとっては重要な存在に成るのである。何故ギターは今日の形状に至ったのか?これは今までは謎であったのであるが、単弦でなくてはならないその要因は如何なるものであったのか?それは今日までは恐らくはまだ誰も解明は為されてはいないのである。

 

このレリーフ!

紀元前ローマ時代の遺跡から発掘された全く信じられないギタリスト!1弦で指弾きに於いてトレモロを弾く!この紀元前のフランシスコ・タレガと私が呼んでいるこのギタリストはもう既に単弦の演奏をしているが!しかしながらこの事例をしてこのギタリストが現在に於ける6弦単弦のギターを発見!発明者とは言い難いのである。常識的にはギターに於けるトレモロ奏法はフランスコ・タレガが最初期の演奏家である。と考えられるが!それ以前はフェルナンド・ソル等が演奏していたと思われるのである。しかしながらこの事をして単弦6コース!って言うか単弦はコースとは言えないが(笑)所謂6弦の現代的ギターの進化はこのトレモロ奏法だけでは無いと考えられるのである。と言うのもそれならば4弦から6弦の低音弦は復弦のままに成ってしまうからである。このフェルナンド・ソルのギターディオの相方のディオニシオ・アグアドは!といってもエルナンデス・イ・アグアドと言う歴史的ギター製作者ではなくて1,800年代のギタリストで現代にも通用するギターメソッドを制作している。これは相方のフェルナンド・ソルも同様である。この2人のギタリストはルームメイトで今で言うならルームシェアしていたのである。しかしながらこの時代はまだギターの楽譜はタブラチュア譜である。

このタブ譜はアンドレス・セゴビアの編曲でありオリジナルでは無いが、一応タブ譜の見本です。


フランス革命

 時代が変わるが、この革命はその、首謀者がマクシミリアン・ロベスピエールであり、2020年2月21日に於いてはWikipediaには記述されてはいないが、この人物はこの革命において楽器奏者を虐殺した事で有名なのであるが、我が日本国では知られていないのが現状である。

この人物は言わずと知れたフリーメイソンでありフリーメイスングランドオリエントロッジの高位階のメンバーである。

この時に多数のリュート奏者が抹殺されたのであるが、リュート曲に於いてはその曲の持つ歌い方即ちソルフェージュ所謂楽典的側面から見た表現方法の肝心なところ肝が解らなく成ってしまい。これを危惧したのが、ギターのタブラチュア譜から現代の五線譜への移行に繋がる事となるのである。この当時の国王ルイ16世とマリー・アントワネットは音楽好きであり当時のベルサイユ宮殿に音楽家を招いていたものであった。これだけの理由で虐殺されたのである。因みにこのベルサイユ宮殿にはフリーメイスンロッジが3つものロッジがありルイ16世も敬虔なフリーメイスンであったのであるのだが!

このタブ譜と実際のギターに於けるポジョンの移動はシステマチックなものであると言える。

ギター革命

タブラチュア譜から五線譜へ

 

フランス革命からおよそ100年後の時代に音楽の世界では革命が行っているのである。リュートからバロックギターを通してギターなる新たなる楽器がその存在を表してくる。また従来のタブラチュア譜から五線譜がその音楽社会的な位置を取って代わるのである。

このタブラチュア譜から五線譜への革命は作曲家のリヒャルト・ヴォグナーである。日本ではリヒャルト・ワーグナーであるが、これはフォルクスワーゲンと同じで発音上間違いであり、リヒャルトならヴォグナーでワーグナーならば!リチャード・ワーグナーであろう!と思われる。と言う事でここではリヒャルト・ヴォグナーにする。このリヒャルト・ヴォグナーと云う革命家はフランス革命に於いての失われたヴァイオリンやリュート曲の譜面を集めていて、前記の問題点を

発見したのであろう!リヒャルト・ヴォグナーはリュート曲のタブラチュア譜を五線譜へ変換作業を行っている。

 この時代までのギターの進化の流れは、ルネッサンスギター、バロックギター、そしてこの時代19世紀ギター所謂ロマンスギターと進化して来たのであるが、ギタリスト以外ではあのバイオリン奏者のニコロ・パガニーニが活躍している時代に重なり影響を受けていると言えるだろうと考えられるのである。

 その超絶技巧は音楽関係者のみ成らず一般の音楽聴衆をも魅了したに違いないと考えられます。その流れで当時のギタリストもギターに於ける超絶技巧所謂特殊奏法及び民族音楽からの脱却を目指してフェルナンド・ソルはモーツァルトの魔笛をギター演奏にレパートリーとして加えたんですね!この時代にギター演奏は専らパーラー、サロン所謂居酒屋での演奏であり今日のエレクトリックギターの演奏の様にもてはやされたであろう事は想像に難くない!バイオリンと違いギターはこの時代でも一般庶民と寄り添う楽器であると言えるのであります。

と言うのはバイオリニストは宮殿に招かれて国王等の前で演奏する機会があったのであるが!ギタリストはそんな記録は無いのであるのだ。今でもギターは気軽に庶民が購入出来る庶民的な楽器であるといえる。この様な背景でギタリスト演奏家はある程度は人気は有ったと思われますが!その社会的地位はバイオリニストよりは低い物と思われます。そう云った背景によりギターの進化!バロックギターから19世紀ギター所謂ロマンスギターに進化して行ったのであると考察する事が出来ると思われるのです。

 この進化の過程は要約するとこうなります。フェルナンド・ソルとディオニシオ・アグアドはギターディオを組んでいたのであるが!この時代はまだルネッサンスギターからバロックギターに変わっていてバロックギターの全盛期であり6弦の複弦ギターである。このギターは現代のギターと違い弦長が630mmであり全体的には小振りであるのであるが!

このギタリストのディオニシオ・アグアドはご覧の通りに身体が小さくよって手も小さい!にも拘わらず今で言うワイドストレッチなフィンガリングで演奏するのはパガニーニの超絶技巧演奏の向こうを張って同様な超絶技巧で演奏した!と考えられるのである。このバイオリンの鬼才二コロ・パガニーニは宮廷で!そして彼等ギタリストは居酒屋パーラーで!そこにあるギターをパーラーギターと今でも呼ばれています!が彼等は居酒屋パーラーの片隅で演奏していたんですね!

 私はその昔上司から言われた事は「ギターを演奏するのにこう弾いてはいけない!とかこんな風に!あんな感じに!弾いてはいけない!なんて決まりは無いですよ!と言われた事があります。

ギターはね!歯で弾こうが!肘で弾こうが!お尻で弾こうが!肩に乗せて弾こうが!足で弾こうが!クラシックギターは自由度があり音楽である限り構わないんだヨ! この言葉はいまでも良く覚えていて忘れられない言葉であり経験なんですネ!

 この時代もギターと云う楽器は音楽の中心ではなくてどこか片隅にいてその主役にはなれなかったんですネ!

でここからが完全に仮説です。

1850年代の時ですが、6コース複弦ギター所謂バロックギターから6弦単弦ギター所謂ロマンティックギター、19世紀ギターとも言われていますが、何故この現在に通じるスタイルのギターが創造できたのか?この案件は私の知る限りどこにもその記述は存在していないのである。

 で恐らくは当時の鬼才二コロ・パガニーニと対峙するして演奏を居酒屋パーラーでの演奏をしていたと思われるんですね。

ここで以前の上司の言葉を思い出すのですが居酒屋パーラーという場所柄もあり大道芸の様な演奏をしていたのではないでしょうか?

 この時のギタリストはモーツァルトの曲をギターアレンジして!これはフェルナンド・ソルですが!この時代背景から

ギターはまだ所詮はフォーク民族音楽の範疇から逸脱してはいなくてヨーロッパ音楽所謂クラシック音楽の中に入って無いんですネ!そこで!この当時のギタリストはこの境遇を何とかしてやろう!と頑張っていたのでは!と思えるのですネ!でこのギタリストのディオニシオ・アグアドはその身長が低くて手が小さくてもしかしながらそのハンディを物ともせずに演奏をしていたのは今で言う所のワイドストレッチ的なギターフレーズを指が届かない運指は同じくライトハンドタッピングで!!演奏をしていたのではないのでは?と考えざるを得ません!

この様に考えればバロックギターの6コースの復弦ギターから6弦単弦のロマンスギター所謂19世紀ギターに移行変化してきたのは理解できると思います。

しかしながらここまでには1弦だけ単弦や他の弦が幾つかだけ単弦のパターン等試してみて最終的に6弦単弦のギターへと落ち着いて今日のギタースタイルへと進化して行ったんですネ!



バロックギター

19世紀ギター(ロマンスギター)

 上記の映像はギタリストのパベル・スティディルの演奏で使用ギターはマーティン・デ・ウェイテの作品でヨハン・シュタウハーのレプリカギターである。

アントニオ・デ・トーレス以前のギターであるラコートやパレルモを彷彿とさせる音色を持っている。曲はフェルナンド・ソルとパガニーニである。

 

 上記の映像はギタリストのパベル・スティディルの演奏で使用ギターはマーティン・デ・ウェイテの作品でヨハン・シュタウハーのレプリカギターである。

アントニオ・デ・トーレス以前のギターであるラコートやパレルモを彷彿とさせる音色を持っている。曲はフェルナンド・ソルとパガニーニである。

 

 こちらは打って変わって、リヒャルト・ヤコブ・ワイズガーバーである。

流石に抜けの良いサウンドである。

曲はフェルナンド・ソルのメヌエットである。しかしながらこの演奏技術は現代の物である。

 

 曲はフェルナンド・ソルのエチュードであるが、使用ギターは外観のデザインはラコートであるのだが!力木の構造はシュタウハーモデルと云うレプリカモデルである。綺麗な音色であるがやはり現代的な演奏技術のピッキングタッチである。